小林広恵個展「うぶすな 土地を渡るもの」4/1~4/16

小林広恵 個展
「うぶすな 土地を渡るもの」
4月1日土曜日〜4月16日日曜日
11:00~19:00(最終日は17:00まで) 定休日:月曜日・祝日の場合は順延
GALLERY APA Main Room
名古屋市瑞穂区汐路町1-14 2階
4月1日土曜日16:00よりささやかなオープニングパーティーを開催いたします。

 

個展のお知らせです。今年もアパさんで個展の運びとなりました。

タイトルの「うぶすな」は産土、産土神、などと書きその土地の神様で氏子とはまた別のものです。

その土地の植物、その土地の水、作物、空、空気、匂い、、、その土地でしか感じられない美しさと、

足のシリーズで描いてきた生き物、旅をする馬シリーズで描いてきた馬、さいきん惹かれている鳥たちと、土地を渡っていくものを対比させてタイトルをつけました。

 

植物はいろんな種や亜種が入り混じり共存し多種多様にからまりながら生えているさま、

互生、双生などの葉っぱの生え方、

強い風に吹かれ続けて曲がった樹、

トンビは高く舞い上がり旋回し、海鴨は隊列を組み同じ呼吸で飛び風にあおられ、カモメは休む。

 

私は漂う空気みたいになって、それらを楽しむように描きました。

制作中!

 

 

以前はたくさん読んだ小説たちの物語が混ぜられていたのですが、自然のままの物語に変容して行っているかと思います。ただある生き方の物語みたいな。

一昨年の暮れに筆が止まり、もう心に従うしかなくて昨年は自分の絵を壊しまくりました。壊すって表現が強いですが、表現への問いをし、ひとつひとつ心をあたっていくような、クロスワードパズルを解いていくような楽しさがありました。

 

いつもは写真を撮ってきていくつか資料にしてイメージを固めてから描くのですが、

滞在制作やライブペイントで短い時間でものをとらえたり、

抽象的にまで分解したり、

マレットに絵の具をつけて叩き描き、そこからみえてくる風景をとらえたり。

旅をする馬のシリーズもでてきました。描きかたが3通りくらいになって、作風もバラバラにみえたと思います。それは今では必要な破壊だったと感じています。

やがて自分の問いに対する反応や、自分自身への答えみたいなものがうっすら見え初めてきました。そして今回の個展はすこしまとまっていればいいなと。

いつもじぶんは何を描きたかったのか、後から振り返って、そうか。そういうことか。

と、思うことばかり。

絵はフィクションの物語を作れるのに、嘘をつけなくて、絵から教えてもらっては自分に優しく納得しています。

そんな自問自答の作品ですが、植物や風景へ美しさへの想いはたっぷり込めておりますので、お楽しみいただけたらと思います。

お時間ご都合つきましたらご高覧ください。

大瀧ヌーさんレコ発 衣装協力でした!

2/26sunTOKUZOで行われた大瀧ヌーさんのレコ発にあわせて

衣装協力をさせていただきました!

 

ヌーさんはじめヌーバンドのメンバーやゲスト、映像の.tt、キャンドル演出のその灯ぐらしさん合わせて10人分のシャツ。

アトリエにヌーさん、鍵盤のミキティ、ベースのハジメさん、.ttのタキナオさんと月永進さんがアトリエに来てくださいました。

持って来ていただいたシャツの生地もそれぞれの性格が出ているようで、愛おしくなります。

ヌーさんのイメージに添いつつ、

絵は楽しそうなことや緊張していたり難しいなと感じたりすると、すべて絵に出てしまうので、「どうぞ今日はせっかくだから絵の具で楽しんで」と。滲みかたや、筆を少し長く置くことくらいのレクチャーでいきました。

リアックという染料を使いました。私も届いたばかりで使い方をちゃんと把握できておらず、時間かかってしまいましたが、、

ミキティが楽しそうに勢いに乗ってたくさん素敵に仕上げてくれました!!ラッキー♪素敵な天使♪に救われました〜^^

 

私はヌーさんとジンさんのシャツを担当♪

 

そして、追加でタキちゃんのも!

こちらが難産でして。

タキちゃんのおばあちゃんが縫ったシャツは画家の孫への愛情で、絵の具がついても落ちる加工がしてある布でした。

はいもちろん染まりませんでした〜笑

愛情ってすごいな!!って!感動してほっこりしました^^

急遽うちにある古シャツに。シミがついていたものを絵でかくしつつ。リメイクにいいかも!

なんて楽しみながら。

右の写真がそうなんですが、胸元はヌーさんの声や楽曲のイメージ。裾は.ttのシネマズのイメージ。

袖口はタキちゃんの作品イメージ。肩に私がよく描く鳥の絵も僭越ながらそえました。

最後にヌーさんのイメージの丸をペットボトルのキャップでスタンプしていきできあがり。

 

当日、ライブを観て衣装ってずっと演者さんとともにずっと舞台にでていて、じぶんが想像していたよりはるかに重要な役割だったということに改めて身が引き締まり。。

でもそれ以上に感動するステージで、そういうことも一瞬忘れて、夢中になって心躍らせていました。

もう2年前にcafe Dufiでヌーさんとご一緒させていただいていて、その時のことや、よく聞いた大好きなヌーさんの歌たちがあたたかに蘇ってくるのでした。

ヌーさんのお人柄や夢への想いの確かさ。ほんとうにメンバーがそれぞれの力を活かして作り上げていくステージ。。素敵で心優しい。。

今回のレコ発のCD「その幻にふれる」という想いに、私の幻は今この時かもと。

小さなころの私に「喜びも楽しみも仲間も未来で待っているよ」と伝えたい、幼いころにみた幻は今の仲間とともにいる幸せのことかもしれないと感じた、素晴らしい夜でした。

ヌーさん、素敵な舞台を作られたみなさま、ありがとうございました。

私のアトリエ、スタジオQではこのようななにか作るお手伝いやWSにもご協力できたらと思います。できるかどうかご相談承りますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

kobanoatorie@gmail.com

つなぐ・つながる〜アートで楽しむ笠寺〜 ご報告

2017年2月4.5.11.12

「つなぐ・つながる〜アートで楽しむ笠寺〜」旧荒川金物店

展示2/4.5.11.12

天野入華・鈴村由紀・小林広恵・タキナオ・月永進・ニシムラマホ・春駒・せをはやみ

2/4.5公開制作

朝倉佳代・ニシムラマホ・タキナオ・春駒

2/11.12ダンスパフォーマンス

津曲春子(両日)・タキセマイ(両日)・田辺舞(両日)・駒(11)・吉川なの葉(12)・鈴村由紀(12)・杉町明子(12)・音楽 多和田彰(両日)

2/12せをはやみ×.tt×天野入華 ライブ

展示からざざっと写真で振り返り。

鈴村由紀

流れ着いた流木 インパクトとその木の表情の豊かさ

小林広恵

白に白い絵の具、光と影の移ろい 笠寺の物語を感じて 植物いっぱい

天野入華

セロテープと偏光版を使った光で遊ぶ 入華さんの双葉は柔らかで美しい影を落としていました

ニシムラマホ

マホさんは写真の他に雨と笠寺の傘をテーマに

月永進

進さんの空の写真を座ってみるととても不思議。飛んでるみたい。笠寺の歴史とフィールドワークと

タキナオ

タキちゃんの光と色であそぶ移ろう景色ライトドロー 循環していく表現へと

春駒

まるで祈りの部屋 鉛筆のストロークが生を感じさせます。

せをはやみ(サウンドインスタレーション)写真はライブの時のものです。展示空間に時折舞い降りる音に優しく顔を上げ音のありかを探す、そんな音でした。

公開制作

 

ダンスパフォーマンス

会場となった旧荒川金物店

この場は祝福されている、と感じるダンスでした。

 

公開制作のメンバーが7年ほどまえから笠寺さんで繋いできたご縁に、今回は私も参加させていただけることに!

じつは3年まえに笠寺さんで行われたライブペイントへお客で見に行っていたので今回はほんとうれしかったです。

私は1月から滞在制作でなんどかお邪魔し、場所を活かしたインスタレーションに挑戦しました。

光であそび、影であそび、草木であそぶ。

私たちは表現媒体も違うし、制作方法もまるで異なるけれど、それぞれのテーマが影響しあい自然の中で遊ぶようにこの空間であそぶような良い空気が生まれていました。

お客様も足元の悪い中お越しくださり誠に感謝しております。大勢のかたとこの期間を共有できたこと、笠寺を知っていただけたこと、笠寺の皆様と関われたこと、展示やメンバーとにお礼申し上げます。

 

0contact百火繚乱でした!

2017年1月29日sun 鶴舞KDハポン 0contact百火繚乱
出演
真都山みどり
KANAMORIN
大庭彰恵x後藤博
小林広恵x柴山健一

 

0contact継承vol.3と、0コンの名前をいただいてから3回目。2年目のお正月を迎えました。

今回は普段は音楽や演劇などをされている方々も参戦し、ドローを多面的に捉える濃い1日となりました。

一番手はコントラバスを主に、ボイスパフォーマンス、演劇、写真などを媒体に表現されている、みどりさん。あらかじめドローを映像にしたものの投影と、2枚の線画をライブドローし吊るし、それらにあわせてコントラバスの生演奏と音源を。演劇で演出もされているとのことで、自らすべて一人で行いました。マルチ!

昨年のわたしも少し参加させていただいたspoon camp にいらっしゃっていたヨシコチュウマの「概念を演出する」という言葉に刺激を受けたというみどりさん。なかなかドローなどする機会はないと思うのですが、楽しそうに取り組まれていらっしゃいました。彼女にとってドロー=描く、とは音やイメージもてるすべてを表現するということなのかもしれないですね。

みどりさんの表現これからも楽しみにしております。ありがとうございました!

 

KANAMORINさんは普段は白線の内側、MoNoSiRoといったバンドで活躍されています。以前0コンタクトに出演してくださったタキナオさんのライトドローとギターで出演されている姿もたくさん拝見しておりました。

今回はギターを弾きながら、生花をとりいれたライブドローをしてくださいました。おっしゃるには絵の具の色を選ぶ姿もチューブの蓋を取る姿もすべてみせるべきだ。と。

植物の持つ柔らかな線と竹のまっすぐな姿と、曖昧で繊細な音はなぜか安心して身を委ねて見ていることができました。ありがとうございました!

大庭彰恵x後藤博

まず、後藤さんのインフォメーションがなかったことお詫びしなければなりません。急遽でギターかも?ベースじゃないと思うとはお聞きしていたのですが、当日初めてお会いすること叶いました。

とてもアツいギターと詩を奏でてくださいました。今回3組ギターでしたが全く音色が異なって同じ楽器に思えなかったです。

そんなアツくて動なギターに、大庭さんの静かで描くことに揺るぎのない姿は、まるで違うのになぜか不思議なマッチ感!彼女の内なるアツさと、後藤さんの内的視点はぴったりなのかもしれません。

大庭さんの題材は相撲あるいは力士リンチ事件。衝撃的なテーマですが、彼女にとってずっと心に引っかかり続け表現せずにはいられない、真実や事実とそれを超えて消化し芸術と表現とへと変容をとげるべきものだったのだと思います。

それでいて作品は真っ黒に塗られた厚紙に強く鉛筆で線を描いてあり、そこへライブドロー本番でぼんやりと浮かびあがってくる赤や白の線。ただたんたんと事件を追うように、ただ一言も漏らさぬように、事件の本質を問うように、線は静かに重ねられていきます。そこへ衝撃的なギターとたくさんたくさん重ねられた詩の言葉。

私たちは何も告げられていないのに何かの現場に居合わせたのではないのでしょうか。

お二人ともアツい思いありがとうございました!

 

小林広恵x柴山健一

写真、柴山さん写っておりませんが、とてもとても素敵なまんまると可愛くて良い色をしたギターを奏でてくれました。YouTubeに短いですが動画をあげておりますのでぜひ!


セットリスト
1.op
2.お皿サラダ
3.ミドリムシの成長
4.出会い
5.三五七
エンデイングセッション
お皿サラダはお皿を使って、
「出会い」は岐阜県山県市北山地区へ行った時にみたコスモスや四季桜からヒントを得て、
「三五七」も同じ地区の神崎川の石をつかって、オブジェクトを用いたライブペイントとなっております。
「ミドリムシの成長」は音を視覚化することに挑戦しています。

絵を演奏している感じでとても楽しかったです。すごくニヤニヤしてたと思います。

ハポンで鍵盤を乗せるかっこいい台と板を貸していただけたので、よりキーボードっぽい姿になれて楽器は弾けないけど(黄色いバイエル卒業できてたっけ、グレードも全然進まなかったっけ)こうやってライブドローで出演させていただけてジャズギターと共演できるなんて、いろいろと夢のようで嬉しかったです。

道に迷いすぎて遅刻常習犯だったシバコバコンビもさびしいけど、この楽しさ胸にまた次へ!

柴山さん半年間ありがとう。

 こちらはラストのエンディングセッション♪なんかお洒落♪

 

ご来場いただいたみなさま、応援してくださったみなさま。

改めて御礼申し上げます!ありがとうございました!

次回も水面下ですすめていきますよ〜。

2017年1月2月のお知らせ。追加あり。

1.2月のお知らせ。
1/28sat〜2/12sun  APA BEST10 vol.1 GALLERY APA 作品展示
4月にはアパさんメインルームで個展です〜〜!
1/29sun       0contact百火繚乱
鶴舞KDハポン 
18:00open/18:30start
¥2000+500(1D)ライブドロー
めっちゃ本気です!!柴山健一(git.)さんと!

0contacthyakka

2/4.5.11.12  つなぐ・つながる〜アートで楽しむ笠寺〜
旧荒川金物店(名鉄本笠寺)作品展示

笠寺観音さんの玉照姫は縁結び。
素敵なご縁でアートから繋がっていきますように。
私は展示のみですが、ちょっと見逃せないメンバーたちののダンス!そして
商店街に散らばる壁画の作家たちによるイベント、
せをはやみのmusic Liveもとーっても楽しみ!

ダンスイベント、アートイベント、音楽イベントどれも見逃せない!

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2/4 鶴舞KDハポン ライブにて展示
Akira さんのバンドのライブ!夜なので笠寺からのハシゴもあり!
【 Luke water volume. 1 】

||||–音楽ライブ×画家たちの展示イベント–||||

名古屋を拠点に活動されている3組のポストロック、エレクトロニカ、フォークトロニカの匂いがするバンドのライブ演奏。

そして、全く毛色が異なる4人の画家たちによる展示イベント。

at K.D. ハポン
Open 19:00 Start 19:30
¥1.500 + 1drink

 

2/26 大瀧ヌーレコ発ライブ 今池TOKUZO
衣装に関わらせて頂く予定です!ヌーさんの音楽とーっても素敵なのでぜひ!

シンガーソングライター大瀧ヌーが初のバンドレコーディングによるフルアルバムを発売。

記念すべきリリースワンマンライブを名古屋今池の名ライブハウスTOKUZOにて行います。

2017.2.26(日)
大瀧ヌーレコ発ワンマン
「CINEMAS」@TOKUZO
(‪名古屋市千種区今池1-6-8 ブルースタービル2F‬)
18:00open/19:00start

ticket
前売¥2,500/当日¥3,000
(各プレイガイドにて発売中。取り置きも承ります)

出演 大瀧ヌーband
映像 .tt

 

はい!今年ももりもりです!
どうぞよろしくお願いいたします〜。

個展のご報告

遅くなりましたが、個展終了のご報告

小林広恵個展「呼吸をととのえて。」GALLERY b. TOKYO (京橋)2016.12/12~17
Hiroe Kobayashi Solo Exhibition Harmonizing your breath

 

10月ごろにお声がけいただいて、しかも予定が詰まっていたため迷っていましたが、多くの人のお力を借りて実現に!

思えば7月ごろに浅草橋で展示をしていた時に、東京で個展したいなぁ!

いつかはやっぱり東京で個展と口にしていたことがまさかの年内に叶う、そんなミラクルを皆さまのお力を借りてできたこととても嬉しく思います。

5日間休ませてくれた職場、留守中に植物に水をやりに来てくれた友人(友人は、あっこあこ、というダンサーでありつつ自分を生かす活動をしていて、その活動としてきてくれました)猫を預かってもらったり(猫にも寂しい思いを、、うう)個展最終日は別件の仕事があり体調的に大丈夫かと心配かけたり、さらにその翌日は法事、休みなく仕事、搬出はオーナーにお任せという荒業、。振り返るとむちゃくちゃだなこりゃxox

初日前、仕事が終わってから新幹線に飛び乗り、宿泊場所を提供してくれた(マンションのゲストルームをお借りしました!)友人(しかも友人も仕事が忙しい時に)にすぐさま会い、、初日午前中に搬入、オーナーと汗かきかき設置、、夜には大学の友人たちが集まってくれました。

毎日同窓会のよう、

5年前に初めて東京で開催した個展の時に歌ってくれたトコロテンスライダーの真吾くん、20年ぶりに会った高校の同級生(有名なアニメーターになってました!)、展示で一緒になった作家さん、なんと卒業以来初めて会った大学の担当教授だった水上泰財先生もお越しくださいました。

そして毎日、コレクターさんや批評家、お客様からの講評会のよう。

見えてきた課題がたくさんありました。東京は作家も怪物、お客様も怪物、、

最終日の土曜日には名古屋からも!!びっくりしました!なんてありがたく心強いことか。

なんて支えられてきたことか。

 

 

img_8128入り口の看板

img_8125地下の入り口。旅をする馬シリーズの「白い夜」

fullsizerender-10階段を下って行くと

fullsizerender-7正面メイン。マレットシリーズのこの4点が新作

%e5%91%bc%e5%90%b8%e3%82%92%ef%bc%93メインに向かって左は山県滞在制作シリーズ

 

このほか2016年に制作した30点近くを展示させていただきました。2016年集大成!

 

改めて、今回の個展は名古屋の皆さまがいたからこそ東京で頑張れたという思いです。
友達、作家仲間、お客様、同級生、各ギャラリーの皆さま、関わって応援下さった皆さま、本当にありがとうございました。
そしてとっても楽しかったです!
東京でも支えてくれた方がたいっぱい!
泊めてくれた友達、みに来てくれた友達、同級生、生徒さんのご親戚まで、批評を下さった皆さま、笑顔になって下さった皆さま、先生、もう感謝申し上げる人々多すぎるくらい、ありがとうございました!!

嵐すぎてまだぜんぜんまとまっていなくて、

こころも燃え尽き、というよりかはまだ余韻にひっぱられて、次へのスタートが切れていないのですが。。

For Beautiful Human Life 展でした!

「For Beautiful Human Life 」展
2会場開催
ドゥ ギャルリー
瀬戸市東拝戸町75
2016.10/21金22土23日
28金29土30日
11/18金19土20日
25金26土27日
12:00〜17:00

ハートフィールドギャラリー
名古屋市中区栄5-4-33えいわビル1F
052-251-5007
2016.11/10木〜11/27日
12:00〜18:00
足立ゆかり/大口良介/かわぐちあゆみ/小平健一/小林広恵/タケウチヒデカズ/建部弥希/中村万里子/ナカムラミオ/長谷川順也/原歩/深田庸子/宮嵜祥子/柳哲也

明後日から個展とあわただしく、ご報告が遅くなりましたがTwitterやFacebook等でさんざんお知らせしておりましたFBHL展も無事終了し、搬出の後はそのままドゥ・セーヌ八事へ巡回展のために搬入いたしました。

ただ、私の作品はGALLERY b.TOKYOでの個展にまいりますので、代わりに名刺に使っております旧作を出展しております。

たぶんもうあまり描くことはないだろう作風ですので見納めになるかもしれません。

瀬戸のドゥ・ギャルリーでは展示の他にも扉絵を描かせていただきました。白に白、やってみたいインスタレーションのイメージで。見えなくてもいい、そこにある。そのような拙い気持ちでした。

 

栄のハートフィールドギャラリーでは円形キャンバスの作品を2つ出したのですが、これが見事に2つの会場を繋げてくれました。ドゥ・ギャルリーのマークである扉の丸窓とほぼ一致。素敵な偶然はもはや必然といった感じでした。

 

 

 

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盛況で、多くの方々に足を運んで頂きました。
感謝申し上げます。

作家14名というグループ展、作品への熱、作品のクオリティ、、とても高く刺激頂き学ばせて頂きました。
励ましてもらったり作品が女性らしくなったと言って貰ったり
歩く道道、様々なお声がけ、たくさんたくさん得られました…。ありがとうございました。

12/3〜25「Christmas Scene」ドゥセーヌ八事
12/20〜25「SWEET SMALL PARADE 2016」ハートフィールドギャラリー
に今回のFBHL展に出展した小作品で参加させていただきます。

もりもりですが、ひとつづつ丁寧に、参りたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

小林広恵個展「呼吸をととのえて。」

個展のお知らせ

急遽きまりました!

小林広恵 個展「呼吸をととのえて。」
2016年12月12日月曜日〜12月17日土曜日
11:00~19:00(最終日は17:00まで)
 
東京都中央区京橋3丁目5-4第一吉井ビルB1
GALLARY b. TOKYO
 
小林広恵
2000武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業(優秀賞受賞)
2010トーキョーワンダーウォール2010入選
2011個展「公園をつれてかえる」(東京ワンダーサイト本郷)
2012個展「新月に泳ぐ」(GALLERY APA 2F)
2014個展「瑞雲にけられろ」(Gallery G)
2016個展「苔の時間」(GALLRY APA FineRoom)
他グループ展個展多数
名古屋市在住
作家HP https://studio-q.moo.jp
 
 
実際の風景にフィクションの可能性を豊潤に
含ませて描いています。
最近では描きたい気持ちだけのとき、マレッ
トに絵の具をつけて叩きながら描き音を色に
変換し、またそこから立ち上がる情景を描き
、つくることをしています。
土の中から水の音を聞いている、自然の強さ
儚さを描けたらと思います。
 
5年ぶりの東京での個展となります。
2016年に制作した油絵を中心に、水彩画のドローイングも少しご用意しております。
どうぞご高覧いただければ幸いです。

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プリント

spoon Campに参加してきました。

三重県亀山市を中心に開催された「spooning」は演出家であり現代美術家ヨシコ・チュウマとその敬愛するダンサー、メグ・スチュアートとステファニー・マハを招いて行われた。中沢レイさん企画

spooningサイトはこちらから。

http://rayorb0209.wixsite.com/spooning

 

言葉がまとまらないし、感動をそのままに持っていたくて大切なところは言葉にすることもないと思う。濃い10月でした。

昨年画家のタキナオさんが大興奮していたので、まず

10/2亀山文化センターで行われたパフォーミングアーツ亀山#2を観覧!

日常では絶対聞けない音と光景を観た。ヨシコがとても伝えたいことに誠実であることを知った。

けれど、昨年はもっとすごかったらしい。

つぎに10/15.16のパフォーマンス曼荼羅に参加するためにキャンプイン。

このキャンプはドイツのポンデロッサでステファニーが作り上げてきたコミュニテイを再現している。

朝、レイさんのヨガに参加して汗だくになって、巨匠ヨシコが売り子をしてた!Tシャツを購入。さらにステファニーのコンタクトインプロのWSに参加これがもう本当に良かったのです。。うう。BBQのときも彼女と話せて充実してました。片言でも英語話せて良かったよ〜。

パフォーマンス曼荼羅では風とともにありました。

キャンプにはほんとうはこれやろう、あれやろう、と思って色々持って行きましたが、一つもやらなかったです。

でも、テーマがあって自然をどう描くか、自然をどう使うのか。一晩目は落ちる影を墨汁の線で追っていました。

次の日は、風で倒れてしまうなら、フラッグにして筆に見立ててディジュリドゥとともに風と舞いました。きもちよかったー。誰も見てなかったですが、描くことも動くことなんだと知りました。

絵画にはリズムがある。強弱や間があり、構図が譜面のようにあるし、それは音楽もダンスもお芝居のセリフにもリズムはあります。

自然と音の絵への変換から、描くことからの動くことの抽出へ導かれたように思います。

ダンサーのゆきおさんが流木拾いから戻ってきて、子供たちも加わって、風にたなびく紙に筆が届くか追いかけっこ。風に描けー!

 

 

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最後は男の子がブルーシートの中でなにやらパフォーマンス!むむむ。

 

spooningはまだまだおわらず、

10/19名古屋キジビルでおこなわれたfinal

これこそ伝説の誕生に立ち会えたのです。

屋上も、ビル全体をつかったパフォーマンス。ヨシコの指示、ステファニーのダンス、WS参加者やダンサー、豪華なギャラリー。

たくさんのひととその時間を共有できたこと、ただその喜びに満ちていました。

たくさんたくさん得ることができました。

この少し前にブレイクスルーが起きる前まで、ほんとうに周りの友人たちに迷惑がかかるくらい落ち込んでいました。ごめんなさい。ステファニーが支えてあげなさい、相手のためにスペースをあけてあげなさい、と動くことはとても愛情を込めることなのだと示唆してくれました。

こころも、支えて、相手のためにスペースを空けておく。そして夢を叶えるためにもこころにも頭にもスケージュールにもEmpty Spaceが大事なこと。教えてくれました。

今、母の体調がすこし心配です。そして同時に人生も見直したい。笑顔でいるために。

きっと来年は旅にでようと思います。

mishmash soup展はじまりました!

mish mash soup展

2016年10月3日〜31日

11:00~16:00

定休日 火、木、日曜日・第三土曜日 展示期間中の15日はオープン

tane

名古屋市千種区山門町1-11覚王山コーポラス1F4号室

覚王山駅から日泰寺の参道を歩き、覚王山アパートの前をさらに進むとtaneの看板が見えます。左手の急な坂を少し下って建物の中へ靴のままおあがりください。

画像のオレンジのところがオープン日ですので、お間違えのないように。

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ボーダーレスってなんだろう?

という副題がついております。

障がい、あるなしは本当に絵には関係ないのです。

とくに見る方にとっては本当に。

名だたる巨匠も、例えばゴッホも。ヘンリーターガーも。

画家として成功した山下清も、草間も。ただ絵の中で自由になれる人がいる。

企画のミオさんは障がいのあるひとに「いっしょにするなよ!」といわれそうなくらいピュアじゃないよ。と言ってましたが、、。

必要とされて描く、なにも得るものがなかったとしてもひと知れず描くのではきっと違うけれど、根っこのぶぶんでは同じはずだと、ボーダーを決めるのはひとの心でしかないのかもと。思いめぐらせます。

わたしは病気と闘ったし、38歳だけどもう老いを感じ始めて、それらを抱えての生きづらさを生まれながらに感じている人間です。たぶん常識的なかたには受け入れがたい性格をしております。

見るひとが、いきづらいその人生の中で、あるいは美しく幸せな人生の中で、

あ、なんだかこの絵に出会ったら少し息がしやすい。

この絵に出会ったら、もしかしたらよろこびの尊さをみつけた。

そんな遠いところへ手紙をかくような思いを絵を描くときにおもうのです。

わたしにとってはそれが全てと言っても過言ではないとおもうのです。

とおい、過去の子供の頃の泣いてるわたしへ、よろこびも愛情も未来で待っているよ。と。

なんだか、この記事は何度書き直してもへんな方向へいってしまうなぁ。

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お庭にも囚人服をきたウサギさんのおっきなさくひんが!!

ぜひ、taneさんのセレクトされた雑貨とともにお楽しみくださいませ。