spoon Campに参加してきました。

三重県亀山市を中心に開催された「spooning」は演出家であり現代美術家ヨシコ・チュウマとその敬愛するダンサー、メグ・スチュアートとステファニー・マハを招いて行われた。中沢レイさん企画

spooningサイトはこちらから。

http://rayorb0209.wixsite.com/spooning

 

言葉がまとまらないし、感動をそのままに持っていたくて大切なところは言葉にすることもないと思う。濃い10月でした。

昨年画家のタキナオさんが大興奮していたので、まず

10/2亀山文化センターで行われたパフォーミングアーツ亀山#2を観覧!

日常では絶対聞けない音と光景を観た。ヨシコがとても伝えたいことに誠実であることを知った。

けれど、昨年はもっとすごかったらしい。

つぎに10/15.16のパフォーマンス曼荼羅に参加するためにキャンプイン。

このキャンプはドイツのポンデロッサでステファニーが作り上げてきたコミュニテイを再現している。

朝、レイさんのヨガに参加して汗だくになって、巨匠ヨシコが売り子をしてた!Tシャツを購入。さらにステファニーのコンタクトインプロのWSに参加これがもう本当に良かったのです。。うう。BBQのときも彼女と話せて充実してました。片言でも英語話せて良かったよ〜。

パフォーマンス曼荼羅では風とともにありました。

キャンプにはほんとうはこれやろう、あれやろう、と思って色々持って行きましたが、一つもやらなかったです。

でも、テーマがあって自然をどう描くか、自然をどう使うのか。一晩目は落ちる影を墨汁の線で追っていました。

次の日は、風で倒れてしまうなら、フラッグにして筆に見立ててディジュリドゥとともに風と舞いました。きもちよかったー。誰も見てなかったですが、描くことも動くことなんだと知りました。

絵画にはリズムがある。強弱や間があり、構図が譜面のようにあるし、それは音楽もダンスもお芝居のセリフにもリズムはあります。

自然と音の絵への変換から、描くことからの動くことの抽出へ導かれたように思います。

ダンサーのゆきおさんが流木拾いから戻ってきて、子供たちも加わって、風にたなびく紙に筆が届くか追いかけっこ。風に描けー!

 

 

img_8008 img_8020 img_7668

最後は男の子がブルーシートの中でなにやらパフォーマンス!むむむ。

 

spooningはまだまだおわらず、

10/19名古屋キジビルでおこなわれたfinal

これこそ伝説の誕生に立ち会えたのです。

屋上も、ビル全体をつかったパフォーマンス。ヨシコの指示、ステファニーのダンス、WS参加者やダンサー、豪華なギャラリー。

たくさんのひととその時間を共有できたこと、ただその喜びに満ちていました。

たくさんたくさん得ることができました。

この少し前にブレイクスルーが起きる前まで、ほんとうに周りの友人たちに迷惑がかかるくらい落ち込んでいました。ごめんなさい。ステファニーが支えてあげなさい、相手のためにスペースをあけてあげなさい、と動くことはとても愛情を込めることなのだと示唆してくれました。

こころも、支えて、相手のためにスペースを空けておく。そして夢を叶えるためにもこころにも頭にもスケージュールにもEmpty Spaceが大事なこと。教えてくれました。

今、母の体調がすこし心配です。そして同時に人生も見直したい。笑顔でいるために。

きっと来年は旅にでようと思います。

mishmash soup展はじまりました!

mish mash soup展

2016年10月3日〜31日

11:00~16:00

定休日 火、木、日曜日・第三土曜日 展示期間中の15日はオープン

tane

名古屋市千種区山門町1-11覚王山コーポラス1F4号室

覚王山駅から日泰寺の参道を歩き、覚王山アパートの前をさらに進むとtaneの看板が見えます。左手の急な坂を少し下って建物の中へ靴のままおあがりください。

画像のオレンジのところがオープン日ですので、お間違えのないように。

img_7395 img_7396

ボーダーレスってなんだろう?

という副題がついております。

障がい、あるなしは本当に絵には関係ないのです。

とくに見る方にとっては本当に。

名だたる巨匠も、例えばゴッホも。ヘンリーターガーも。

画家として成功した山下清も、草間も。ただ絵の中で自由になれる人がいる。

企画のミオさんは障がいのあるひとに「いっしょにするなよ!」といわれそうなくらいピュアじゃないよ。と言ってましたが、、。

必要とされて描く、なにも得るものがなかったとしてもひと知れず描くのではきっと違うけれど、根っこのぶぶんでは同じはずだと、ボーダーを決めるのはひとの心でしかないのかもと。思いめぐらせます。

わたしは病気と闘ったし、38歳だけどもう老いを感じ始めて、それらを抱えての生きづらさを生まれながらに感じている人間です。たぶん常識的なかたには受け入れがたい性格をしております。

見るひとが、いきづらいその人生の中で、あるいは美しく幸せな人生の中で、

あ、なんだかこの絵に出会ったら少し息がしやすい。

この絵に出会ったら、もしかしたらよろこびの尊さをみつけた。

そんな遠いところへ手紙をかくような思いを絵を描くときにおもうのです。

わたしにとってはそれが全てと言っても過言ではないとおもうのです。

とおい、過去の子供の頃の泣いてるわたしへ、よろこびも愛情も未来で待っているよ。と。

なんだか、この記事は何度書き直してもへんな方向へいってしまうなぁ。

img_7858img_7864

お庭にも囚人服をきたウサギさんのおっきなさくひんが!!

ぜひ、taneさんのセレクトされた雑貨とともにお楽しみくださいませ。

 

ハイカラ公演出演でした!

ご報告遅くなりましたが、9月9日、10日とハイカラ第一回公演「まどろみの日々/f」

鶴舞KDハポンに美術として出演いたしました。

鶴舞KDハポン
2016.9/9①20:00〜
9/10②16:00〜
9/10③20:00〜

出演
加東サユミ
児玉直子
真都山みどり
辻村瑛子

美術
小林広恵(ゲスト、①と③に出演)

音楽・演奏
ハイカラ四人姉妹

モノローグで進められていくお芝居、NYにいる設定の瑛子さんの映像、コンバスとピアノの生演奏、みどりさんのスライドショー、あのとき、あの言葉、あのきっかけ、まどろみのなかで思い出される風景や言葉、音楽、街の雑踏のなかで揉まれて忘れ去られていく日々、大切な想い。

 

美術として出演!?

疑問におもわれますよね、普通は美術は公演の前に仕上がっているもの。

しかし、パフォーミングアーツのひとつとして、演劇のお芝居が進んでいく中で製作していき、3回公演のうちに仕上がっていく、という、美術によって移り変わり蓄積していく時間を感じる背景、そしてそれを作っていく様もまた美術の背景の一部としてお楽しみいただけていたら幸いです。

私は3回公演のうちの2回の出演でした。

1回目は街がオーダーでしたので、治水工事などのライフラインをイメージして、そして僭越ながらみどりさんにはコンクリート、さゆみさんには緑を、直子さんには海を御願いしていました。

3回目に私は電気工事と称して、百均で買ってきた電飾なども追加していました。

街に灯がともり、まどろみも夢のなかへ。。

役者さんが主役のため、絵の具を使うことを躊躇しました。私以外の出演者も描くということでしたのでチューブから絵の具を出し、筆に絵の具をつけ、描き筆を洗う、、けっこう動きが多い上に、水を使うしすぐさま乾かないので、よける、などさらに余分な動きや、お芝居に集中できない状況になります。のり、ハサミなどもそう。

丸シールやマスキングテープ、安全ピンなど、あまり考えなくても手元がおろそかになっても放り出しても転ばないものなどを使い、絵の具を使わないドローイングを目指しました。だいぶ絵画教室の脳みそも素材も使用しました!オブジェクトドローイングとでも名付けようかしら!?

こういったオブジェクト使うアイデアは自身が主催するライブドローイングのイベント0contactをやっているおかげです。様々なお話をいただけるようになって幸せ者です。

 

こうやって演劇に関われたこととても嬉しく、お誘いくださった真都山みどりさんには特に感謝申し上げます。みどりさんは、なんと次の0contactに出演が決定しております!本業は音楽家ですが、ヴォイスパホーマンス、ダンス、演劇、表現というくくりで描くことにもチャレンジしてくださいます!!

さゆみさん、直子さん、映像の久保田さん、芋くん、ハポンのモモジさん、ありがとうございました!!

 

img_7660