「空をすべる色」ありがとうございました!

空をすべる色 ご報告。

展示・パフォーマンスHPも鈴村さんが作ってきて、気合が入ってました。

緊急事態宣言が再び出され、大々的に宣伝する事はできませんでしたが、それでもオープニングには13~15名ほどのお客様が来てくださいました。展示空間はひろいので、距離も保てました。https://kuuwosuberuiro.weebly.com/

こちらが2月6日(私の誕生日でした)に開催されたオープニングイベントの様子です。光量が足りずくらいですが、エフェクターも2台にしピックアップマイクも新調して音質はぐっとアップ。

書きたい事がいっぱい。。編集しまくると思います。

赤い作品の隣には一番最初のコラボ作品の展示とパフォーマンス動画も展示しました。

私は始めて演出という立場でやらせていただきました。絵の具のチョイス、飛ばすな、埋めるな。あれやこれや。コラボさせていただいた事で、見えてきた事、気づきがたくさんありました。次の展開への可能性の扉がたくさん開いた事、感謝しています。兎にも角にも無事終了!モウマンタイ!

個展「風をかさねて」ご報告

小林広恵個展「風をかさねて」

2021年5月5日(水祝)〜5月10日(月)

豊田ガーデン 花遊庭内ここはな

コンセプト

風が幾つものレイヤーに重層的にかさねて

世界は一つの音楽をつくる。

植物のざわめき、ゆれるおと、雨粒のおと。

いま私たちは春にいる。

私の描く絵はなにげない風景や庭を、咲き誇る春を風をかさねた音を部屋に連れていく。

世の中がどんな情勢でも、春は来て花たちは何事もなかったように咲く。

そんな風の音楽と植物の絵画を楽しんで頂けたら

幸いです。

🌹期間が短いですが、とてもとても素敵なお庭の薔薇のシーズンと共にお楽しみ頂けます(お庭は有料です)。

◎カフェスペースとなっております。ここはなさんで購入したドリンクやスイーツはお庭でもご飲食できます。

また、花遊庭内のレストラン(ここはなさんとは別)はランチが頂けますが、土日と祝日は結婚式が入っているため平日のみとなります。

◎個人的には豊田ガーデンさんで植物が色々購入出来るのが嬉しいです〜お花の苗が多めな印象です!

春にいる こちらの作品もお嫁入り
風に揺れるカーテンも展示していました。
半分が土
途中で売り切れて追加した油絵のアクセサリー

個展を終えて

今年二回目の個展を終えて、何よりもまず花遊亭さんのお庭の美しさに触れなければなりません。

花たちが季節の移ろいとともに一番咲き誇るようにデザインし、土を整え植え替え丹念に手入れがされています。植物に囲まれ結婚式をあげて笑顔を見せるウエディングドレス姿の花嫁。

花遊亭さんを訪れる人たちはこの庭の美しさへの感動と、庭の工夫の凝らされた道を歩くだけで素晴らしい思い出を持たれます。その気分のお土産のように家に持ち帰ることのできる小さな庭である自分の作品があること。そんな存在でいられることが幸せだと感じています。今回多くの作品が新たにご縁をえて旅立ちましたが、本当にお庭のチカラでした。感謝申し上げます。

また「半分が土」という木の小口に描いた作品は花遊亭の社長様が気に入ってくださり手元に置いていただけることになりました。植物は本当に土が大事。肥やしが大事。美しく咲き誇り、たくましく木々が枝葉を伸ばすのは本当に大地のもつ滋養やエネルギーそして地球の気候だと思います。実はこの作品を描いた頃、多くの熱帯雨林が人の手によって燃やされていました。焼畑を推し進める人、山火事。これで土は肥えても燃やされた植物、奪われた生態系、動植物、昆虫のすみか、等々失われたものの大きさを考えるとゾッとしています。

私はいろんな形の植物が同じ土から生えるのがなぜかとってもとっても不思議に感じて面白がってみています。何万種のカタチが共存していて、相互関係があって、私の近所では冬眠っていた植物がいっせいに花を咲かせます。それはそれは人の心をアゲアゲにあげるパワーです。このコロナ禍でカフェに行く代わりにお花屋さんで花を買っていました。食べ物も気分をあげるものも衣服も、衣食住すべてに植物は関わってきます。ずっとみているから、代弁者なんてことは言いませんが植物と気持ちがリンクすることもあるかもしれません。植物の強さ美しさと多様性と畏怖、少しの憤りが作品をつくっているのだと思います。

 

ご報告「アトランティスの馬」

小林広恵 個展
「アトランティスの馬」
2021年4月3日(土)~4月18日(日)
GALLERY APA MainRoom
名古屋市瑞穂区汐路町

 

もう、ここにはない土地に駆ける馬に想いを馳せる。

植物たちはまた永遠普遍。

もう無い土地の植物もまた今も手に取れる。_

そんな世界を描けたらと思います。

 

この一番小さなサイズは4点とも旅立ちました。

昨年の個展に試作を出していました木の年輪の部分(小口)に描いている。シリーズ。今年は新たに電動糸鋸で形を切り出しているものもあります。

不思議と、正方形や長方形でないほうがイメージがたくさん湧いてくれます。

馬の形に切り出したら、この馬にはこの風景、というように浮かんでくるイメージは新しい出会いでした。

冬のころから、小口を用意したりヤスリをかけたり下地を塗ったり、制作を初めていましたがなかなか筆をとることができませんでした。そのうち春になり葉や花が咲き始めてやっと筆から花が咲くように描き始めることができたのです。