0contact vol.4 聚蚊成雷でした!

2017.7.16sun
0contact vol.4 聚蚊成雷 喫茶モノコト(千種)
出演
大庭彰恵x菊池行紀
タキナオ
小林広恵x多和田彰

 

 

 

大庭彰恵x菊池行紀

実験音楽を多く演奏してきた菊池さんの浮遊するような音と、大庭さんがずっと追っている大相撲リンチ死事件。

だいぶ前の事件だけれど大庭さんはずっと行方不明になった元力士を探していて、真実なのか事実をしりたいのか絵の中でもひたすら追っているのだが、

今回は相撲をテーマにドローイングされた絵が貼られた箱を積む行為と、つみあげられた箱自体が力士の形になって、もうすこしで真相にたどり着けどうで崩れてしまう、ようなあやうさをはらんだ時間だった。

タキナオ

タキナオさんはいつも音楽の人たちとライブハウスやアートイベントで、または,ttという月永進さんとのアートチームの活動でライトドローをしていて、その活躍はめざましくクオリティもどんどん上へと伸びているのだが、今回はその音なしで挑みたいとのこと。

美しい宇宙、天地創造、うつろう景色を見せてくれた。きっとこれをみるとみんなファンになってしまう。タキナオさん自身がこの風景を楽しみ堪能しているのだから。

スクリーンから漏れる光は、天井へ、壁へとうつりゆき、かすかにする画材のおとは大地が生まれた時のおとがするかもしれないと思った。

 小林広恵x多和田彰

「無人島奇譚」というテーマで無人島にいる亡霊が夜明けに山に灯りを灯すと、雨が降りだし、、鳥が死ぬ。

人がいない島にたんたんとある物語のような、物語になる前の、空気みたいなのをやりたかったのですが、布の部屋ももっと緑に染めたかったし、むわんとした空気みたいなのをドローで表現したかったです。

実際には音、映像、私の動き、布、キャンバス、ともりもりで、絵をしっかりみせることできず、反省しきりです。。。

こういうパフォーマンスよりのドローの仕方をするのは最初で最期と思います。

0コン4回の中でライペ初心者の私は知りたいことをまずやってみる、ということをしていました。

音とやること、プロジェクターでやること、パフォーマンスでやること、避けられないだろうこと。

これからしばらくは0コンをきっかけにうまれたBeatWorksという手法(マレットで叩き描く)を掘り下げていきたいと思っております。

でも描くことは以外となんでもできてしまう(それはそれで良くないことなのですが)のでいろんなことしてそうですが。

あと、本当に免許とって良かったです。これを書いている今日、手術後なのですが、本当に本当に画材は重たい。。

 

今回は場所を鶴舞KDハポンから千種モノコトに移しての0contactで、展示もありました!!

足を運んでくださったみなさま。気にかけてくださったみなさま、心より感謝申し上げます。

次回は何も決まっておりません。個人的に来年3月が個展のため時期をずらすことも考えております。違った季節にはまた新しい風景が見えることでしょう。次回もお会いできますよう努力してまいります。

0contact主催 小林広恵

0contact百火繚乱でした!

2017年1月29日sun 鶴舞KDハポン 0contact百火繚乱
出演
真都山みどり
KANAMORIN
大庭彰恵x後藤博
小林広恵x柴山健一

 

0contact継承vol.3と、0コンの名前をいただいてから3回目。2年目のお正月を迎えました。

今回は普段は音楽や演劇などをされている方々も参戦し、ドローを多面的に捉える濃い1日となりました。

一番手はコントラバスを主に、ボイスパフォーマンス、演劇、写真などを媒体に表現されている、みどりさん。あらかじめドローを映像にしたものの投影と、2枚の線画をライブドローし吊るし、それらにあわせてコントラバスの生演奏と音源を。演劇で演出もされているとのことで、自らすべて一人で行いました。マルチ!

昨年のわたしも少し参加させていただいたspoon camp にいらっしゃっていたヨシコチュウマの「概念を演出する」という言葉に刺激を受けたというみどりさん。なかなかドローなどする機会はないと思うのですが、楽しそうに取り組まれていらっしゃいました。彼女にとってドロー=描く、とは音やイメージもてるすべてを表現するということなのかもしれないですね。

みどりさんの表現これからも楽しみにしております。ありがとうございました!

 

KANAMORINさんは普段は白線の内側、MoNoSiRoといったバンドで活躍されています。以前0コンタクトに出演してくださったタキナオさんのライトドローとギターで出演されている姿もたくさん拝見しておりました。

今回はギターを弾きながら、生花をとりいれたライブドローをしてくださいました。おっしゃるには絵の具の色を選ぶ姿もチューブの蓋を取る姿もすべてみせるべきだ。と。

植物の持つ柔らかな線と竹のまっすぐな姿と、曖昧で繊細な音はなぜか安心して身を委ねて見ていることができました。ありがとうございました!

大庭彰恵x後藤博

まず、後藤さんのインフォメーションがなかったことお詫びしなければなりません。急遽でギターかも?ベースじゃないと思うとはお聞きしていたのですが、当日初めてお会いすること叶いました。

とてもアツいギターと詩を奏でてくださいました。今回3組ギターでしたが全く音色が異なって同じ楽器に思えなかったです。

そんなアツくて動なギターに、大庭さんの静かで描くことに揺るぎのない姿は、まるで違うのになぜか不思議なマッチ感!彼女の内なるアツさと、後藤さんの内的視点はぴったりなのかもしれません。

大庭さんの題材は相撲あるいは力士リンチ事件。衝撃的なテーマですが、彼女にとってずっと心に引っかかり続け表現せずにはいられない、真実や事実とそれを超えて消化し芸術と表現とへと変容をとげるべきものだったのだと思います。

それでいて作品は真っ黒に塗られた厚紙に強く鉛筆で線を描いてあり、そこへライブドロー本番でぼんやりと浮かびあがってくる赤や白の線。ただたんたんと事件を追うように、ただ一言も漏らさぬように、事件の本質を問うように、線は静かに重ねられていきます。そこへ衝撃的なギターとたくさんたくさん重ねられた詩の言葉。

私たちは何も告げられていないのに何かの現場に居合わせたのではないのでしょうか。

お二人ともアツい思いありがとうございました!

 

小林広恵x柴山健一

写真、柴山さん写っておりませんが、とてもとても素敵なまんまると可愛くて良い色をしたギターを奏でてくれました。YouTubeに短いですが動画をあげておりますのでぜひ!


セットリスト
1.op
2.お皿サラダ
3.ミドリムシの成長
4.出会い
5.三五七
エンデイングセッション
お皿サラダはお皿を使って、
「出会い」は岐阜県山県市北山地区へ行った時にみたコスモスや四季桜からヒントを得て、
「三五七」も同じ地区の神崎川の石をつかって、オブジェクトを用いたライブペイントとなっております。
「ミドリムシの成長」は音を視覚化することに挑戦しています。

絵を演奏している感じでとても楽しかったです。すごくニヤニヤしてたと思います。

ハポンで鍵盤を乗せるかっこいい台と板を貸していただけたので、よりキーボードっぽい姿になれて楽器は弾けないけど(黄色いバイエル卒業できてたっけ、グレードも全然進まなかったっけ)こうやってライブドローで出演させていただけてジャズギターと共演できるなんて、いろいろと夢のようで嬉しかったです。

道に迷いすぎて遅刻常習犯だったシバコバコンビもさびしいけど、この楽しさ胸にまた次へ!

柴山さん半年間ありがとう。

 こちらはラストのエンディングセッション♪なんかお洒落♪

 

ご来場いただいたみなさま、応援してくださったみなさま。

改めて御礼申し上げます!ありがとうございました!

次回も水面下ですすめていきますよ〜。

2017年1月2月のお知らせ。追加あり。

1.2月のお知らせ。
1/28sat〜2/12sun  APA BEST10 vol.1 GALLERY APA 作品展示
4月にはアパさんメインルームで個展です〜〜!
1/29sun       0contact百火繚乱
鶴舞KDハポン 
18:00open/18:30start
¥2000+500(1D)ライブドロー
めっちゃ本気です!!柴山健一(git.)さんと!

0contacthyakka

2/4.5.11.12  つなぐ・つながる〜アートで楽しむ笠寺〜
旧荒川金物店(名鉄本笠寺)作品展示

笠寺観音さんの玉照姫は縁結び。
素敵なご縁でアートから繋がっていきますように。
私は展示のみですが、ちょっと見逃せないメンバーたちののダンス!そして
商店街に散らばる壁画の作家たちによるイベント、
せをはやみのmusic Liveもとーっても楽しみ!

ダンスイベント、アートイベント、音楽イベントどれも見逃せない!

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2/4 鶴舞KDハポン ライブにて展示
Akira さんのバンドのライブ!夜なので笠寺からのハシゴもあり!
【 Luke water volume. 1 】

||||–音楽ライブ×画家たちの展示イベント–||||

名古屋を拠点に活動されている3組のポストロック、エレクトロニカ、フォークトロニカの匂いがするバンドのライブ演奏。

そして、全く毛色が異なる4人の画家たちによる展示イベント。

at K.D. ハポン
Open 19:00 Start 19:30
¥1.500 + 1drink

 

2/26 大瀧ヌーレコ発ライブ 今池TOKUZO
衣装に関わらせて頂く予定です!ヌーさんの音楽とーっても素敵なのでぜひ!

シンガーソングライター大瀧ヌーが初のバンドレコーディングによるフルアルバムを発売。

記念すべきリリースワンマンライブを名古屋今池の名ライブハウスTOKUZOにて行います。

2017.2.26(日)
大瀧ヌーレコ発ワンマン
「CINEMAS」@TOKUZO
(‪名古屋市千種区今池1-6-8 ブルースタービル2F‬)
18:00open/19:00start

ticket
前売¥2,500/当日¥3,000
(各プレイガイドにて発売中。取り置きも承ります)

出演 大瀧ヌーband
映像 .tt

 

はい!今年ももりもりです!
どうぞよろしくお願いいたします〜。

0contact雨天決行!出演でした。

0contact雨天決行!

2016年6月26日日曜日 鶴舞KDハポン
出演
.tt
つらくも七瀬
金子仁美x玉川裕士
小林広恵
ライブドローの可能性を追求するイベント、0contactにお越し頂きまして
ありがとうございました!
こんな素晴らしいメンバーの表現の場に立ち会えることができて、幸せでした。

.tt

リハでは新しい映像とライブペイントのあり方を示してくれるのではないかと期待値高い.tt 。
本番ではハプニングあり緊張感あふるる表現となりました。
天井近くから良い音を立てて流れ落ちる色彩、絵の具かぶりの席でみるとさらにエキサイティング!!でした。
終わった後の床面美しかった~。
ステージには誰もいないというのも面白いのですよ。空間をよく使ってます。
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マボロシのリハ      と  .ttの終演後の床

つらくも七瀬

つらくも七瀬はそんな絵の具を物ともせずに(つらくもの出演前には綺麗にい片付けたのですが、.ttのイメージをうけて対応し自分のものとして構築していきました)全てを傘で受け止め、箱を積み上げてバベルの塔を築こうとしていきました。
白いポンチョ型のレインコート姿はまるで天使なのに、絵の具を纏うと途端に人間味をまして、バベルの塔に登ろうとするも人の重みで箱が潰れ、もがく様さえも物語としてみごとに体現していました。
立体という着眼点素晴らしい。そしてめっちゃ楽しそうにやってました。
0contact20160626つら _ESC1666 箱を積み上げ、箱の上に乗ろうと、、FullSizeRender外でカワカシちゅう

金子仁美x玉川裕士

金子仁美は画家であり女優、玉川裕士は役者、舞台からの参戦はボディペイントという!わくわくしますね。
静かに面をつけた玉川さん演じる男のセリフで始まって、物語が進んでいくと白いキャンバスに絵画が描かれて男は夢の出口を発見する。
しかし夢の中の女は容赦なく描く。
ボディペイントの饗宴が始まります。
今度は金子さんが面をつけて夢と現実が入れ替わります。
夢を見ている男を「あなた、あなたあなた」と起こそうとする妻。
テーマは江戸川乱歩から、絵画を出口として言葉と間と体で演出され作り上げられています。五感をフルに使う舞台を知っているお2人ならではのステージでした!
マニアも唸ります。
0contact20160226金子玉2 0contact20160226金子玉1

小林広恵

そして、主催私、小林広恵は「雷と水」をテーマに、パネルを叩きながら描く。ということをしました。
1月の描き初めでドラムと共演させていただいてから、音と色彩を一致させることになんの違和感も抱かなくなりました。
パネルの裏に、鈴、スナッピー、ギターの弦を6本テンションをかけてはったものをそれぞれつくりカホンに魔改造しました。
さらに音のバリエーションとしてドラムのカバーを吊るしました。
自分で製作した水滴の音、鳥の声、雷、雨音等の音源の中で(なんか変な機械音入ってしまうし、、ここは色いろ反省点が、、)ヒッチコックの鳥のように水面から空へ羽ばたくイメージを立ち上げていきました。
私は音楽家ではありませんから音には詳しくありません。
あくまで、描く行為としての音(痕跡)でしたが、これらのカホンパネルを音楽家の方が叩き描いたとしたら、またどんな風景が立ち上がるのか興味深いです(でもきっと音の人からしたら良い音が出ないのでストレスかも、、笑)
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絵の具のついたマレットで叩いて描いていきます。

エンディングセッション

雨天決行!のサブタイトルのごとくわりと統一したイメージでまとまったのも面白かったです。
最後はエンディングセッションで.ttの月永進さんの映像が出演者の体にあたりつつ、私は.ttのタキちゃんにインクをふきつけられつべたい!!とか、玉川さんの仮面をみんなで回してかぶったり、つらちゃんの服をぐっと掴んじゃったり、もうわやくちゃながら楽しい、本当に最高に笑いながらのセッションでした。
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そして、今回はライブペインティング、ライブドローイングにとってつきものといって過言ではない音楽。
みな今回は自分に向き合うため音の人の力は借りずに自力でした。
そして観客席には今まで関わった音の人たちがたくさん、、。
たくさんご来場くださったのです。
数年前に共演したまいちゃん、1月に共演した峰さん、ほかの出演さんと共演した方々も揃っていました。
いったいどれだけ音の人たちに支えられてきたことか。
改めて皆様に感謝申し上げます!
そして、出演者としては楽しみすぎてしまい運営側としては反省点多々あり、場所によって見えにくい、片付けの段取り、予約について、等々、、
今後に生かしていきたいと思います!
ありがとうございました。
写真提供 月永進、M’junction 他お客様から頂いた写真を許可を得て使用しています。(Twitterでの多数投稿ありがとうございます。#0contact)