BoundingStones展のお知らせ

Bounding Stones展

2016年7月6日水〜7月11日月曜日

小林広恵 中田久美子 廣川真由美

安永智一 須藤豊明 西口菜穂

ギャルリーくさ笛 名古屋市中区栄(地下鉄矢場町駅下車 FOEVER21という洋服屋さんの向かい2Fです)

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バウンディングは初めて参加したのが2001年くらいだったと思います。

途中何年か抜けたけれど概ね15年目の参加で、

今のメンバーで定着し初めても10年経ちました。

毎年一回展示で会うだけの気楽な作家仲間から、ライブに行ったりご飯にいったりやっとするようになりましたよ笑

ゆったりした良い仲間たちとの展示ですが、私は今年が最後の参加となります。

個展やライブペイントなど集中したい、抱えている展示が増えてきました。

そして、作品を知っていただくにはとにかく様々なところで、様々な経験を積んでみたい。

そんな時期に来たのだと思います。

わがままかもしれませんが、、でもこれからも良き作家仲間です。

10年ありがとうございました。これからもよしなに。

本展示はあいちトリエンナーレパートナーシップ事業です。

0contact雨天決行!出演でした。

0contact雨天決行!

2016年6月26日日曜日 鶴舞KDハポン
出演
.tt
つらくも七瀬
金子仁美x玉川裕士
小林広恵
ライブドローの可能性を追求するイベント、0contactにお越し頂きまして
ありがとうございました!
こんな素晴らしいメンバーの表現の場に立ち会えることができて、幸せでした。

.tt

リハでは新しい映像とライブペイントのあり方を示してくれるのではないかと期待値高い.tt 。
本番ではハプニングあり緊張感あふるる表現となりました。
天井近くから良い音を立てて流れ落ちる色彩、絵の具かぶりの席でみるとさらにエキサイティング!!でした。
終わった後の床面美しかった~。
ステージには誰もいないというのも面白いのですよ。空間をよく使ってます。
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マボロシのリハ      と  .ttの終演後の床

つらくも七瀬

つらくも七瀬はそんな絵の具を物ともせずに(つらくもの出演前には綺麗にい片付けたのですが、.ttのイメージをうけて対応し自分のものとして構築していきました)全てを傘で受け止め、箱を積み上げてバベルの塔を築こうとしていきました。
白いポンチョ型のレインコート姿はまるで天使なのに、絵の具を纏うと途端に人間味をまして、バベルの塔に登ろうとするも人の重みで箱が潰れ、もがく様さえも物語としてみごとに体現していました。
立体という着眼点素晴らしい。そしてめっちゃ楽しそうにやってました。
0contact20160626つら _ESC1666 箱を積み上げ、箱の上に乗ろうと、、FullSizeRender外でカワカシちゅう

金子仁美x玉川裕士

金子仁美は画家であり女優、玉川裕士は役者、舞台からの参戦はボディペイントという!わくわくしますね。
静かに面をつけた玉川さん演じる男のセリフで始まって、物語が進んでいくと白いキャンバスに絵画が描かれて男は夢の出口を発見する。
しかし夢の中の女は容赦なく描く。
ボディペイントの饗宴が始まります。
今度は金子さんが面をつけて夢と現実が入れ替わります。
夢を見ている男を「あなた、あなたあなた」と起こそうとする妻。
テーマは江戸川乱歩から、絵画を出口として言葉と間と体で演出され作り上げられています。五感をフルに使う舞台を知っているお2人ならではのステージでした!
マニアも唸ります。
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小林広恵

そして、主催私、小林広恵は「雷と水」をテーマに、パネルを叩きながら描く。ということをしました。
1月の描き初めでドラムと共演させていただいてから、音と色彩を一致させることになんの違和感も抱かなくなりました。
パネルの裏に、鈴、スナッピー、ギターの弦を6本テンションをかけてはったものをそれぞれつくりカホンに魔改造しました。
さらに音のバリエーションとしてドラムのカバーを吊るしました。
自分で製作した水滴の音、鳥の声、雷、雨音等の音源の中で(なんか変な機械音入ってしまうし、、ここは色いろ反省点が、、)ヒッチコックの鳥のように水面から空へ羽ばたくイメージを立ち上げていきました。
私は音楽家ではありませんから音には詳しくありません。
あくまで、描く行為としての音(痕跡)でしたが、これらのカホンパネルを音楽家の方が叩き描いたとしたら、またどんな風景が立ち上がるのか興味深いです(でもきっと音の人からしたら良い音が出ないのでストレスかも、、笑)
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絵の具のついたマレットで叩いて描いていきます。

エンディングセッション

雨天決行!のサブタイトルのごとくわりと統一したイメージでまとまったのも面白かったです。
最後はエンディングセッションで.ttの月永進さんの映像が出演者の体にあたりつつ、私は.ttのタキちゃんにインクをふきつけられつべたい!!とか、玉川さんの仮面をみんなで回してかぶったり、つらちゃんの服をぐっと掴んじゃったり、もうわやくちゃながら楽しい、本当に最高に笑いながらのセッションでした。
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そして、今回はライブペインティング、ライブドローイングにとってつきものといって過言ではない音楽。
みな今回は自分に向き合うため音の人の力は借りずに自力でした。
そして観客席には今まで関わった音の人たちがたくさん、、。
たくさんご来場くださったのです。
数年前に共演したまいちゃん、1月に共演した峰さん、ほかの出演さんと共演した方々も揃っていました。
いったいどれだけ音の人たちに支えられてきたことか。
改めて皆様に感謝申し上げます!
そして、出演者としては楽しみすぎてしまい運営側としては反省点多々あり、場所によって見えにくい、片付けの段取り、予約について、等々、、
今後に生かしていきたいと思います!
ありがとうございました。
写真提供 月永進、M’junction 他お客様から頂いた写真を許可を得て使用しています。(Twitterでの多数投稿ありがとうございます。#0contact)

 

個展「苔の時間」終了いたしました。

個展「苔の時間」に足をお運びいただき、誠にありがとうございました。

一月にわたる期間に本当に多くの方々にご来場いただき感謝しています。

苔の時間というのは、会場に置いてあった苔の2年間分の伸びた長さ、自然の荒波のなかでもまれた剥がれ落ちた苔のわずかなとき、2年間に私が出会った人々との時間を込めた、そんな想いの時間です。

これからも人の出会い、大切な瞬間との出会いを大切に胸に抱えて過ごして生きたいと思っております。

今回の作品は、岐阜県山県市を舞台にした作品がほとんどでした。昨年夏に訪れて以来毎月のように友人たちとかけがえのない時間を過ごし、至らない未熟な自分への感情や人生の鬱屈など洗い流したようなすがすがしい時間でした。

それとともに作品の変化もありました。いろんな方と出会って自分が変わりたいと願って、変わらないはずがないと思います。昔から知ってくださっている方、新しく出会い私の作品が初めましての方から反応様々に頂戴いたしました。

そして、滞在制作の面白さに気づき、これから一つの夢として国内外各地でこのようなアーティストインレジデンスに参加していけたらという想いが生まれました。

それについても厳しいお言葉を頂戴したり、作家を取り巻く環境についての反省多々ある辛いお言葉も拝聴いたしました。いただいた言葉を素直に受け止めこれからも精進してまいります。

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上の写真は山県里帰りの山口晋一さんに撮っていただきました。

石を会場に置くと、きちんと場になります。

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躊躇なくお面をかぶってくださった皆様。ありがとうございます!!

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嬉しいことに思った以上に作品が旅立っていきました。

自分の描いた絵が売れるって不思議です。自分でもよく作家さんの作品を購入いたしますが、その時選んだ楽しい感情まで想いだせこの世にこの出会いはなかなかない、という嬉しさを感じます。

そんな想いを、私の描いたもので抱いてくださるなら、本当にすごいことだと!!!

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作品には神崎川の剥がれ落ちた苔や、川底の砂を使っております。

油絵には1940年代ごろからマチエールに砂、ガラス、アスファルトなど使う技法が使われているようです。受験生時代からサンドマチエールを使ってきた自分にはとても当たり前のことなのですが、非常に珍しがられました。とれちゃわないの?変色しないの?などなど。油絵の具を使用しているので、ゆーっくりゆーっくりこってりした味わいには変化していきますよ。

メディウムも絵画ように作られたものですから、そうそう大丈夫かと思います。

作品についていただいた一番嬉しかった言葉は、作品から音が聞こえる。と仰っていただいたこと。ご来場くださった方はおわかりかと思いますが、タイトルにも音が多く使われています。これは制作場所である山県市北山地区に流れる神崎川と円原川の川の音です。ずーっとずーっと聞こえてきて初めてここで宿泊した時は、ここで生まれ育った方は川の音だけで故郷かわかるのではないかと夢想しました。

それほどずっと聞こえておりますが、北山小学校から円原の上流にある五位神社まで歩いた時、伏流水まで来ますとぴたりと音が吸い込まれ消えていきます。そのかわりキツツキやサルの鳴き声がはっきり聞こえてきたり。

反対に神崎川の上流にいきますと、ゴロゴロの滝があります。ここへ岩に座って眺めていますと重低音の滝が深く潜る音が混じって聞こえてくるのです。

清かな風の音も伝わったら、朝の潤ったつめたい温度も伝わればいいな、と、これからも作品作りしていきますので応援どうぞ宜しくお願いいたします。

 

次の展示や活動のご案内

6月19日日曜日クリエーターズマーケット ブースA-7 いしつむ

6月26日日曜日0contact雨天決行! 鶴舞KDハポン ライブペイントのイベント主催しております!

7月6日水曜日〜7月11日月曜日 ギャルリーくさ笛「Bounding Stones展」名古屋栄

8月7日日曜日 とだがわこどもランドにてWS「魔法使い見習いの筆づくり」

8月12日金曜日 鶴舞KDハポン expression PowWow アートワーク出演

10月4頃 覚王山 tane 「Mis Mush Soup 展」詳細後日