個展「あわいの語り」ありがとうございました!

2018.5/19~6/3 個展「あわいの語り」

GALLERY APA Main Room (名古屋市瑞穂区)でした!

足をお運びいただいた皆様、気にかけて頂いた皆様、誠にありがとうございました!心より御礼申し上げます。

「あわい」とは境界、ものとものとの間のことをいいます。

現実と、イメージを覗く窓の向こう側の間を行ったり来たりしながら、物語るように描きました。

窓から、風が吹き、カーテンが揺れるさま。のようなささやかなインスタレーション

100号の作品 丸いリズムたち

ゴールデンウイークのノリタケの森で描いていた水彩画に加筆して、ポストカードの原画です。このポストカード4枚セットはありがたいことに完売いたしました。

在廊中に描いていた水彩。こちらは8月からのアパでのグループ展APA VEST10にてお目見えする予定です。お楽しみに。

笠寺でみたあの丸くて大きい作品がもう一度観たかったよ、などの嬉しいお声も聞きました。反省しつつ、そう言ってくださる人がいるという喜び噛み締めております。

ひとりこもって描くことが多くなり、関係性が減ってきたなかで寂しくおもうこともありますが、来年の予定もすでにたくさん頂いて埋まり、体はひとつしかないのでこつこつ続けていくしかないな、また作品で返していくしかないな、

と思います。

来年は個展3月です。7月も楽しみ!お寺でアートやインスタレーションなどなど、2018ねんはあとはアパベストのみとなりますが、秋頃のイベントや盛りだくさんの2019年でお目にかかります。

ありがとうございました。

プラットフォームとしてのゼロコンタクトや様々なライブペイントなど考えを練り直していきたいのですが、とりまく環境が変わりそうなのでとにかく時間をくださいませ。

ピクニックガーデンありがとうございました!

ノリタケの森 森のピクニックガーデン2018展示でした!

足をお運びいただいた皆様ありがとうございましたー!

 

私の展示は100号の大作2枚(写真の反対側に馬の絵があります)をソファにゆったり座って観れる、という贅沢コーナー。

こんなに自分の作品をお客様に写メっていただいたのは初めての経験でした。

木の上の美術館と題した柵山さん企画の、ハシゴを登って作品を発見するコーナー(大人気で子供達の行列が)画家のタキナオさんの作品は探してパッと目に入ると幸せな気持ちになるし、写真家の月永進さんの作品は巣箱状になっていて、覗くと木が見えて「木に登って何が見えたの」って聞くと「木が見えた!」という回答に思わずにやにやしてしまいました。美術家の天野入華さんの作品は太陽や木漏れ日によって変わる偏光板がキラキラしていて、自然に溶け込んで観察する気分になりました。

楽しかった〜。ダンサーで造形作家の鈴村由紀さんの陶芸作品を堪能したり、ライブの音楽を聞きながら水彩を描いていたり。自由に過ごさせていただきました。

ありがとうございました!

 

APAでの個展ありがとうございました!

小林広恵 個展「うぶすな 土地を渡るもの」

2017年4月1日土曜日〜16日日曜日

GALLERY APA Main Room(名古屋市瑞穂区)

 

お越しいただいた皆様、応援してくださった皆様ありがとうございました。

また、中日新聞の美術欄に掲載して頂きました。

ひとえに皆様方のおかげと存じます。

一人では決してできなかった展示です。

 

また、版画を教えてくださり家族で応援してくれた船戸家の皆様にたくさんの愛と感謝を。

 

 

 

入り口には手描きのカーテン。

くつろいで、ゆっくりじっくり見て頂きたかったので、かけました。また、私はキャンバスはイメージを覗く窓だと、思う気持ちがあり、そこにはカーテンがかかっていることも普通です。

カーテンが開いていれば、はっきりとイメージは読み取れ、かかっていれば閉ざされているかもしれない。いつだってちゃんと見えるわけじゃない。。けれど、風を感じることもできる。

挑戦した銅版画は雁皮刷りをしました。ほんとうになんて集中力がいるのか、、。4版二枚しかすれませんでしたが、この世にたった一枚の気持ちです^^。

 

100号も久しぶりに。公募展が年齢制限に引っかかるようになって大作はあまり描かなくなりましたが、せっかく描ける環境はあり、もうすぐ免許もとれるし、自分で運べたらよいなあ!

 

そして丸キャンバスたち!φ10cmは全員お嫁入り。ありがとうございます⭐︎

枠を知り合ったばかりの作家さんの旦那様に急遽頼んでつくって頂いたのですが、人気でよかったです。

 

◎丸いキャンバスは打楽器を演奏するバチに絵の具をつけ叩き描き、筆で起こしています。

描きたいイメージを思い浮かべ(わたしはフルカラーで結構詳細にイメージします)その世界にある音もイメージします。鳥の声、風の音水の音、葉音のざわめき、足の裏にひんやりする草の冷たさと匂いも。音を拾いマレットに込め、世界を立ち上げるように描いていきます。

マレットでキャンバスを叩く音が心音にもにていて、Beat Worksと名付けようと思いました。

 

みなさま「鳥はいたのか」(写真右から2つめ)の前で立ち止まってくださいました。

写真一番右の「呼吸をととのえて。」が好きだと言ってくれたお客様も多く、喜びと励みに満ちた個展になりました!

個展初日は雨で、春とは思えない冬の寒さで、ちょっとさみしい感じだったのですが、個展が終わる頃には春本番の暖かさになり、桜もようやく咲いて、ギャラリーの近くの山崎川も見頃となり

お客様の足も伸びてほっといたしました。。

 

いつでもなんでも大騒ぎするわたしも、ぐっとこらえてよいものをできるのを待つことだったり

多くの関わりの中で自分にできないことの多さを知り、お願いして任せることの心強さだったり、

を学んだ日々となりました。

スケジュールを詰め込みすぎて時間がなく、教習所の仮免試験の勉強をギャラリーでスタッフのあやめさん監視付きでやってたことはここだけの話。。

 

 

小林広恵個展「うぶすな 土地を渡るもの」4/1~4/16

小林広恵 個展
「うぶすな 土地を渡るもの」
4月1日土曜日〜4月16日日曜日
11:00~19:00(最終日は17:00まで) 定休日:月曜日・祝日の場合は順延
GALLERY APA Main Room
名古屋市瑞穂区汐路町1-14 2階
4月1日土曜日16:00よりささやかなオープニングパーティーを開催いたします。

 

個展のお知らせです。今年もアパさんで個展の運びとなりました。

タイトルの「うぶすな」は産土、産土神、などと書きその土地の神様で氏子とはまた別のものです。

その土地の植物、その土地の水、作物、空、空気、匂い、、、その土地でしか感じられない美しさと、

足のシリーズで描いてきた生き物、旅をする馬シリーズで描いてきた馬、さいきん惹かれている鳥たちと、土地を渡っていくものを対比させてタイトルをつけました。

 

植物はいろんな種や亜種が入り混じり共存し多種多様にからまりながら生えているさま、

互生、双生などの葉っぱの生え方、

強い風に吹かれ続けて曲がった樹、

トンビは高く舞い上がり旋回し、海鴨は隊列を組み同じ呼吸で飛び風にあおられ、カモメは休む。

 

私は漂う空気みたいになって、それらを楽しむように描きました。

制作中!

 

 

以前はたくさん読んだ小説たちの物語が混ぜられていたのですが、自然のままの物語に変容して行っているかと思います。ただある生き方の物語みたいな。

一昨年の暮れに筆が止まり、もう心に従うしかなくて昨年は自分の絵を壊しまくりました。壊すって表現が強いですが、表現への問いをし、ひとつひとつ心をあたっていくような、クロスワードパズルを解いていくような楽しさがありました。

 

いつもは写真を撮ってきていくつか資料にしてイメージを固めてから描くのですが、

滞在制作やライブペイントで短い時間でものをとらえたり、

抽象的にまで分解したり、

マレットに絵の具をつけて叩き描き、そこからみえてくる風景をとらえたり。

旅をする馬のシリーズもでてきました。描きかたが3通りくらいになって、作風もバラバラにみえたと思います。それは今では必要な破壊だったと感じています。

やがて自分の問いに対する反応や、自分自身への答えみたいなものがうっすら見え初めてきました。そして今回の個展はすこしまとまっていればいいなと。

いつもじぶんは何を描きたかったのか、後から振り返って、そうか。そういうことか。

と、思うことばかり。

絵はフィクションの物語を作れるのに、嘘をつけなくて、絵から教えてもらっては自分に優しく納得しています。

そんな自問自答の作品ですが、植物や風景へ美しさへの想いはたっぷり込めておりますので、お楽しみいただけたらと思います。

お時間ご都合つきましたらご高覧ください。

0contact雨天決行!出演でした。

0contact雨天決行!

2016年6月26日日曜日 鶴舞KDハポン
出演
.tt
つらくも七瀬
金子仁美x玉川裕士
小林広恵
ライブドローの可能性を追求するイベント、0contactにお越し頂きまして
ありがとうございました!
こんな素晴らしいメンバーの表現の場に立ち会えることができて、幸せでした。

.tt

リハでは新しい映像とライブペイントのあり方を示してくれるのではないかと期待値高い.tt 。
本番ではハプニングあり緊張感あふるる表現となりました。
天井近くから良い音を立てて流れ落ちる色彩、絵の具かぶりの席でみるとさらにエキサイティング!!でした。
終わった後の床面美しかった~。
ステージには誰もいないというのも面白いのですよ。空間をよく使ってます。
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マボロシのリハ      と  .ttの終演後の床

つらくも七瀬

つらくも七瀬はそんな絵の具を物ともせずに(つらくもの出演前には綺麗にい片付けたのですが、.ttのイメージをうけて対応し自分のものとして構築していきました)全てを傘で受け止め、箱を積み上げてバベルの塔を築こうとしていきました。
白いポンチョ型のレインコート姿はまるで天使なのに、絵の具を纏うと途端に人間味をまして、バベルの塔に登ろうとするも人の重みで箱が潰れ、もがく様さえも物語としてみごとに体現していました。
立体という着眼点素晴らしい。そしてめっちゃ楽しそうにやってました。
0contact20160626つら _ESC1666 箱を積み上げ、箱の上に乗ろうと、、FullSizeRender外でカワカシちゅう

金子仁美x玉川裕士

金子仁美は画家であり女優、玉川裕士は役者、舞台からの参戦はボディペイントという!わくわくしますね。
静かに面をつけた玉川さん演じる男のセリフで始まって、物語が進んでいくと白いキャンバスに絵画が描かれて男は夢の出口を発見する。
しかし夢の中の女は容赦なく描く。
ボディペイントの饗宴が始まります。
今度は金子さんが面をつけて夢と現実が入れ替わります。
夢を見ている男を「あなた、あなたあなた」と起こそうとする妻。
テーマは江戸川乱歩から、絵画を出口として言葉と間と体で演出され作り上げられています。五感をフルに使う舞台を知っているお2人ならではのステージでした!
マニアも唸ります。
0contact20160226金子玉2 0contact20160226金子玉1

小林広恵

そして、主催私、小林広恵は「雷と水」をテーマに、パネルを叩きながら描く。ということをしました。
1月の描き初めでドラムと共演させていただいてから、音と色彩を一致させることになんの違和感も抱かなくなりました。
パネルの裏に、鈴、スナッピー、ギターの弦を6本テンションをかけてはったものをそれぞれつくりカホンに魔改造しました。
さらに音のバリエーションとしてドラムのカバーを吊るしました。
自分で製作した水滴の音、鳥の声、雷、雨音等の音源の中で(なんか変な機械音入ってしまうし、、ここは色いろ反省点が、、)ヒッチコックの鳥のように水面から空へ羽ばたくイメージを立ち上げていきました。
私は音楽家ではありませんから音には詳しくありません。
あくまで、描く行為としての音(痕跡)でしたが、これらのカホンパネルを音楽家の方が叩き描いたとしたら、またどんな風景が立ち上がるのか興味深いです(でもきっと音の人からしたら良い音が出ないのでストレスかも、、笑)
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絵の具のついたマレットで叩いて描いていきます。

エンディングセッション

雨天決行!のサブタイトルのごとくわりと統一したイメージでまとまったのも面白かったです。
最後はエンディングセッションで.ttの月永進さんの映像が出演者の体にあたりつつ、私は.ttのタキちゃんにインクをふきつけられつべたい!!とか、玉川さんの仮面をみんなで回してかぶったり、つらちゃんの服をぐっと掴んじゃったり、もうわやくちゃながら楽しい、本当に最高に笑いながらのセッションでした。
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そして、今回はライブペインティング、ライブドローイングにとってつきものといって過言ではない音楽。
みな今回は自分に向き合うため音の人の力は借りずに自力でした。
そして観客席には今まで関わった音の人たちがたくさん、、。
たくさんご来場くださったのです。
数年前に共演したまいちゃん、1月に共演した峰さん、ほかの出演さんと共演した方々も揃っていました。
いったいどれだけ音の人たちに支えられてきたことか。
改めて皆様に感謝申し上げます!
そして、出演者としては楽しみすぎてしまい運営側としては反省点多々あり、場所によって見えにくい、片付けの段取り、予約について、等々、、
今後に生かしていきたいと思います!
ありがとうございました。
写真提供 月永進、M’junction 他お客様から頂いた写真を許可を得て使用しています。(Twitterでの多数投稿ありがとうございます。#0contact)