個展のお知らせ「密生する迷宮」

【個展のお知らせ】

小林広恵個展
「密生する迷宮」
2025.4.19sat〜5.4sun
13:00〜18:00(最終日は17:00)
月曜日定休(ただし、祝日の場合は翌火曜日)

GALLERY APA fine room
名古屋市瑞穂区汐路町1-14 2階
名古屋市営地下鉄桜通線「桜山」下車徒歩8分
無料駐車場10台

今回はfine roomでの展示です。

Hiroe Kobayashi solo exhibition “Dense Labyrinth”
at Gallery APA 19,April-4,May
1-14Shioji-cho,Mizuho-ku,Nagoya, Aichi,Japan.

植物や花は、それ自体が迷宮のよう。複雑に絡み合う茎や葉が密度の高い空間を織り成す。
植物をテーマに、物語を豊潤に含む空間とその場の時間さえも描く中で、今回はよりモチーフに焦点を当て辿るように描く。

同時開催Main Roomは今村綾さんです。

個展「風をかさねて」ご報告

小林広恵個展「風をかさねて」

2021年5月5日(水祝)〜5月10日(月)

豊田ガーデン 花遊庭内ここはな

コンセプト

風が幾つものレイヤーに重層的にかさねて

世界は一つの音楽をつくる。

植物のざわめき、ゆれるおと、雨粒のおと。

いま私たちは春にいる。

私の描く絵はなにげない風景や庭を、咲き誇る春を風をかさねた音を部屋に連れていく。

世の中がどんな情勢でも、春は来て花たちは何事もなかったように咲く。

そんな風の音楽と植物の絵画を楽しんで頂けたら

幸いです。

🌹期間が短いですが、とてもとても素敵なお庭の薔薇のシーズンと共にお楽しみ頂けます(お庭は有料です)。

◎カフェスペースとなっております。ここはなさんで購入したドリンクやスイーツはお庭でもご飲食できます。

また、花遊庭内のレストラン(ここはなさんとは別)はランチが頂けますが、土日と祝日は結婚式が入っているため平日のみとなります。

◎個人的には豊田ガーデンさんで植物が色々購入出来るのが嬉しいです〜お花の苗が多めな印象です!

春にいる こちらの作品もお嫁入り
風に揺れるカーテンも展示していました。
半分が土
途中で売り切れて追加した油絵のアクセサリー

個展を終えて

今年二回目の個展を終えて、何よりもまず花遊亭さんのお庭の美しさに触れなければなりません。

花たちが季節の移ろいとともに一番咲き誇るようにデザインし、土を整え植え替え丹念に手入れがされています。植物に囲まれ結婚式をあげて笑顔を見せるウエディングドレス姿の花嫁。

花遊亭さんを訪れる人たちはこの庭の美しさへの感動と、庭の工夫の凝らされた道を歩くだけで素晴らしい思い出を持たれます。その気分のお土産のように家に持ち帰ることのできる小さな庭である自分の作品があること。そんな存在でいられることが幸せだと感じています。今回多くの作品が新たにご縁をえて旅立ちましたが、本当にお庭のチカラでした。感謝申し上げます。

また「半分が土」という木の小口に描いた作品は花遊亭の社長様が気に入ってくださり手元に置いていただけることになりました。植物は本当に土が大事。肥やしが大事。美しく咲き誇り、たくましく木々が枝葉を伸ばすのは本当に大地のもつ滋養やエネルギーそして地球の気候だと思います。実はこの作品を描いた頃、多くの熱帯雨林が人の手によって燃やされていました。焼畑を推し進める人、山火事。これで土は肥えても燃やされた植物、奪われた生態系、動植物、昆虫のすみか、等々失われたものの大きさを考えるとゾッとしています。

私はいろんな形の植物が同じ土から生えるのがなぜかとってもとっても不思議に感じて面白がってみています。何万種のカタチが共存していて、相互関係があって、私の近所では冬眠っていた植物がいっせいに花を咲かせます。それはそれは人の心をアゲアゲにあげるパワーです。このコロナ禍でカフェに行く代わりにお花屋さんで花を買っていました。食べ物も気分をあげるものも衣服も、衣食住すべてに植物は関わってきます。ずっとみているから、代弁者なんてことは言いませんが植物と気持ちがリンクすることもあるかもしれません。植物の強さ美しさと多様性と畏怖、少しの憤りが作品をつくっているのだと思います。

 

個展のご報告

遅くなりましたが、個展終了のご報告

小林広恵個展「呼吸をととのえて。」GALLERY b. TOKYO (京橋)2016.12/12~17
Hiroe Kobayashi Solo Exhibition Harmonizing your breath

 

10月ごろにお声がけいただいて、しかも予定が詰まっていたため迷っていましたが、多くの人のお力を借りて実現に!

思えば7月ごろに浅草橋で展示をしていた時に、東京で個展したいなぁ!

いつかはやっぱり東京で個展と口にしていたことがまさかの年内に叶う、そんなミラクルを皆さまのお力を借りてできたこととても嬉しく思います。

5日間休ませてくれた職場、留守中に植物に水をやりに来てくれた友人(友人は、あっこあこ、というダンサーでありつつ自分を生かす活動をしていて、その活動としてきてくれました)猫を預かってもらったり(猫にも寂しい思いを、、うう)個展最終日は別件の仕事があり体調的に大丈夫かと心配かけたり、さらにその翌日は法事、休みなく仕事、搬出はオーナーにお任せという荒業、。振り返るとむちゃくちゃだなこりゃxox

初日前、仕事が終わってから新幹線に飛び乗り、宿泊場所を提供してくれた(マンションのゲストルームをお借りしました!)友人(しかも友人も仕事が忙しい時に)にすぐさま会い、、初日午前中に搬入、オーナーと汗かきかき設置、、夜には大学の友人たちが集まってくれました。

毎日同窓会のよう、

5年前に初めて東京で開催した個展の時に歌ってくれたトコロテンスライダーの真吾くん、20年ぶりに会った高校の同級生(有名なアニメーターになってました!)、展示で一緒になった作家さん、なんと卒業以来初めて会った大学の担当教授だった水上泰財先生もお越しくださいました。

そして毎日、コレクターさんや批評家、お客様からの講評会のよう。

見えてきた課題がたくさんありました。東京は作家も怪物、お客様も怪物、、

最終日の土曜日には名古屋からも!!びっくりしました!なんてありがたく心強いことか。

なんて支えられてきたことか。

 

 

img_8128入り口の看板

img_8125地下の入り口。旅をする馬シリーズの「白い夜」

fullsizerender-10階段を下って行くと

fullsizerender-7正面メイン。マレットシリーズのこの4点が新作

%e5%91%bc%e5%90%b8%e3%82%92%ef%bc%93メインに向かって左は山県滞在制作シリーズ

 

このほか2016年に制作した30点近くを展示させていただきました。2016年集大成!

 

改めて、今回の個展は名古屋の皆さまがいたからこそ東京で頑張れたという思いです。
友達、作家仲間、お客様、同級生、各ギャラリーの皆さま、関わって応援下さった皆さま、本当にありがとうございました。
そしてとっても楽しかったです!
東京でも支えてくれた方がたいっぱい!
泊めてくれた友達、みに来てくれた友達、同級生、生徒さんのご親戚まで、批評を下さった皆さま、笑顔になって下さった皆さま、先生、もう感謝申し上げる人々多すぎるくらい、ありがとうございました!!

嵐すぎてまだぜんぜんまとまっていなくて、

こころも燃え尽き、というよりかはまだ余韻にひっぱられて、次へのスタートが切れていないのですが。。