mish mush soup! vol.2
2017年9月4日〜30日
覚王山 タネ
参加作家
安藤昇
伊藤智代美
井上達也
伊山英吾
奥野誠也
北村尚子
小林広恵+ゆたか希望の家アートの会
佐々木和良
ナカムラミオ
Pecora March
森大地
柳哲也
←ペコラマーチさんはアーティスト集団
私は今回、月一で訪れている緑区にあるゆたか希望の家アートの会のメンバーの作品と出展しました。
ゆたか希望の家は入所施設です。男性棟と女性棟があり、仕事場であるなるみ作業所があり、80歳を超える方が集う老人部もあります。
障害をもった方が生活し仕事をし終の住処となる場所でもあります。月に一度の絵を描く時間によりそうのはとても大事な時間だと思います。
しかしそれは福祉施設の方の日々の支えがあってやっと生まれる時間です。毎日お風呂にいれ、食事を介助し、散歩にも行き、日々の生活のためにとてもとても多くの業務をさきます。そしてやってくるアートの会、お茶の会や歌の会もあるなかで、巡ってくる時。
わたしたちの日常もそうではありませんか?日々の忙しい、生活のために必死で仕事をしながら、そういう時間を作るのは難しいのかもしれません。取るに足らないのかもしれません。
けれど、かけがえのないほど文化的で心に余裕をもたせて、魂が深呼吸できる時間。面白いものを面白がれるこころの充足。
わたしたちはとても豊かで平和で、どんな人にもそんな時間を持つことのできる社会に生きています。
ボーダーレスってなんだろう?の問い第二回でした。
足を運んでくださったかた、本当にありがとうございました。
タネさんの美味しい飲み物(暑い時はアイスフロート、秋の気配がしたら甘酒のソイミルク割が最高でした)とすっかり常連の野良猫も楽しみつつ。